寒くなってきました。とはいえ、災害はいつ起きるかわかりません。
あなたは寒いときに災害が起きたら、どのようにして暖を取るかを考えていますか。
最近はやっているのはカセットガスを使ったガスストーブ。カセットコンロと燃料が共用できて保管も容易、取り扱いも簡単と言うことでいろいろなものが販売されています。
元々は屋外用のみ取り扱いだったように記憶していますが、最近では屋内でも使えるように安全性にも配慮したものもたくさん登場しています。
ただ、カセットガスストーブはいくつかの問題点があります。取り扱いに際してはその問題点を充分に理解した上で使うようにしてください。
また、できればたまに動かしてみて、実際に自分の生活スタイルに合っているのかについて確認しておくことをお勧めします。
1.燃料を大量に必要とする
カセットガスストーブはカセットガス1本でおよそ1時間から2時間程度しか使えません。
もちろん機種や燃焼効率によっても異なりますので一概には言えないのですが、カセットコンロに比べるとかなり燃料を使いますので、カセットガスを備蓄する時にはそのことを計算に入れて準備する必要があります。
2.換気に気をつける
カセットガスストーブに限らず、燃焼機関を持っている暖房器具全てに言えることですが、充分な換気をしなければ一酸化炭素中毒になることがあります。
特に高断熱住宅といわれるような建物の場合には、しっかりと換気を意識しておかないと危険な状態になりかねませんので一時間に一回程度は換気を行うように気をつけることが必要です。
3.やけどに気をつける
カセットガスストーブは燃焼部分や吹き出し口が非常に熱くなりますので、触るとやけどをすることがあります。
高齢者の方や乳幼児のいるご家庭では特にカセットガスストーブに近づかないように配慮しておく必要があります。
4.暖まるエリアが狭い
カセットガスストーブは暖まるまでが早いのですが、構造上暖まる範囲が石油ストーブなどに比べるとかなり狭いです。
ファンヒーター装備のものもありますが、思ったほど暖かくはならないことを意識しておいてください。
繰り返しになりますが、カセットガスストーブには屋内用と屋外用があります。
屋内用は屋外用に比べるといろいろと安全に配慮された作りになっていますので、屋内で使うのであれば必ず屋内用を選んでください。
屋外用のものを屋内で使うことのないように、充分気をつけてください。
カセットガスストーブは、取り扱いが簡単で燃料の保管も容易で危険が少ない便利なものです。
特にオール電化住宅の停電などの場合には、非常に威力を発揮してくれる道具だとも思います。
もし備えるのであれば、問題点をしっかりと考えた上で、どうやったら適正に暖を取る方法を使って考えてみてくださいね。