最近は缶切りの入らない缶が殆どで、レトルトパウチ食品の普及などもあって「缶切り」を知らない人もいるようです。
普段ならばそれで支障は無いのですが、実は災害用備蓄品として準備されている缶詰は缶切りが必要なものがかなり多いので、せっかく食べられるものをもらったのに、開け方がわからなくて食べられないという悲しい事態に陥る可能性があります。
そこで、今回は缶の開け方についていろいろと考えてみたいと思います。
1.缶切りを使う
これは王道中の王道。缶を開けるために作られた道具なので非常に使いやすいです。いくつかのタイプがありますが、非常用持ち出し袋に一つ入れておいてもいいかもしれません。
2.こする
缶詰は筒に底とふたをつけた構造になっています。そのため、筒と底の継ぎ目が取れれば開けられるということです。
レンガやコンクリートブロックなどのざらざらした面に缶を押しつけてひたすらこすると、やがて継ぎ目が取れて開けられます。
ただ、作業の効率的に底を押しつけることが多いと思われますので、缶詰の中の汁はこぼれてしまうと思ってください。
3.とがったものを使う
時間はかかりますが、釘や錐、ナイフでも缶を開けることができます。
やり方は簡単で、ふたにとがったものを押しつけてひっぱたき、穴を開けます。
その作業を繰り返すことで、いつかは缶のふたが開きます。かなり面倒ではありますが・・・。
十徳ナイフやサバイバルセットの中には缶切りがついているものもありますから、余裕のあるときに一度やってみてどんな感じになるのかを体験しておいた方がいいような気がします。