被災すると何かとお世話になるのがこのブルーシート。
地震や台風の後の屋根の仮補修や水害後、壊れた家の壁代わりやテント代わり、荷物置き場などなどさまざまな面でお世話になります。
ところで、このブルーシートについてはいくつか知っておかないと後で泣きをみることがありますので、今回はその部分についてちょっと触れてみたいと思います。
1.ブルーシートは防水か?
基本的にブルーシートは防水仕様です。UV加工などされているものもあるので、屋根を覆うような用途であればそちらの方が向いていると思います。
2.ブルーシートの規格
長さは家を建築するのによく使われるせいか尺貫法を採用しているため「1.8m=1間」という単位で基本的なサイズが決められています。大きくなるとこの限りではないようですが、一般的に使われるサイズは1.8mの倍数と覚えておくと間違いありません。
単位は「番」、または「番手」と呼ばれ表示は「#」。 ブルーシートの標準的な大きさである2間×3間(3.6m×5.4m)1枚分の重さが書かれています。
「#1100」なら1.1kg、「#3400」だと3.4kgということになり、この数字が大きいほど同じサイズで重くなるということなので、その分耐久性があると考えて良いでしょう。
さまざまなサイズがありますので、自分の用途にあったものを選ぶ必要があります。
3.ブルーシートの寿命
メーカーや品質、ロットによってかなり異なりますが、一般的に使われているメーカーさんだと「#1300」までは一ヶ月まで、「#3400」だと1年までを目安にするとよいようです。
分かりにくいときには、色が青色に近づくほど寿命が長く、水色に近いほど寿命が短いと考えれば間違いないと思います。
災害発生後に行政から配布されるブルーシートは質より量になっており、さほど耐久値は期待できない消耗品だということを覚えておいてください。
屋根など濡れては困る部分を役所配布のブルーシートで覆うのであれば、可能な限り早く、数字の大きなブルーシートを調達して重ねておいた方がよいでしょう。
4.ハトメの有無
ハトメと呼ばれる金属製の輪がビニールシートの周りにあるかないかで使い勝手が全く変わってきます。
災害時にはハトメのあるものでないと非常に手間がかかって使えないと思ってください。
ぱっと見同じように見えるブルーシートですがその規格はさまざまで寿命もいろいろです。
大きさも重さもいろいろとありますので、自分の用途に応じて調達をするようにしましょう。