「災害で悲しむ人を無くす」
災害で失うのは命だけではありません。財産や地域コミュニティ、ふるさと、場合によっては思い出もなくなってしまうかもしれません。ただ、災害を知り、備えることで受ける被害を最低限にすることは可能です。
命を守ることだけでなく、生き残った命をつなぐこと、財産や地域コミュニティ、など、できる限り事前の対策を行うことで悲しまなくても済むように対策を取ることが、災害で悲しむ人を無くすために重要だと考えます。老若男女、障がい者、外国から来た人たちなど、全ての人が災害で悲しまなくて済むように、活動を行っていきます。
「地域の特性や住民に併せた効果的な防災教育を提供し、「防災」が当たり前になる世の中を作ること」
災害発生時には、普段からの備えや意識からくるたった1秒の行動の差で、被害に遭うか遭わないかが決まります。
自分がいる地域で起こりうる災害を知り、そして各個人ごとに命を守るための備えをし、実際に行動して疑似体験してみること。
そうすれば、本番時にも悩まずに行動ができるのではないかと考えています。
防災が重要だということは、誰もが納得してくれると思いますが、優先度の低い現状を変え、対策をしていることが当たり前だと思う世の中にしていきます。
1.まず「知る」ことから始める
見えないもの、わからないものは怖いものですが、相手がわかり、どうすればいいのかさえわかっていれば、いくらでも対策を取ることはできます。まずは災害という相手を「知る」ことが大切です。
2.できる「備え」を考え、行動してもらう
知ることにより、自分ができる備え、自分がやらないといけない備えがわかってきます。自分が身を守るための備え、そして災害から復旧・復興するために必要な備えを考え、行動してもらうことが必要です。
3.できることを「体験」してもらう
知って備えができたら、できる範囲でさまざまな体験をしておくことが重要です。地震であれば揺れの体験、風水害であれば風や水の怖さや力を知るための体験を、さまざまな施設や機会を通して体験し、本番を想像してもらうことで、いざというときに慌てなくて済む経験を積むことが大切です。
4.防災を地域文化にしていきます
防災は個人や組織だけでなく、地域全体で対策を行っていかないと防災力は向上しません。普段から災害対策について話をする、年間行事の中に災害対策の訓練や研修が組み込まれているなど、身近に防災を感じることができる、防災が当たり前になる世の中を作っていきます。
■組織概要
法人名:特定非営利活動法人石西防災研究所(せきせいぼうさいけんきゅうしょ)
所在地:島根県益田市高津二丁目28番1号
役 員:理事長 伊藤輝昭
副理事長 戎野義教
理事 大谷一樹
監事 中島健
主な事業目的
(1)防災意識啓発に関する講演会、講習会の開催
(2)防災・減災教育のための研修会の開催
(3)災害救援のためのボランティア研修、派遣及び支援
(4)防災・減災に必要な各種研究
(5)地域防災訓練の支援活動
(6)自然観察会、自然遊び体験会の開催
(7)有害生物の防除及び駆除
事業計画はこちらからご確認ください。
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