犯人はともかく・・・

 先日、家の基礎に穴を掘ってきゅうりを埋めていた何かがいることを書きましたが、そのおうちから連絡があって、同じ壁面のちょっとだけ離れた場所にまたきゅうりが埋められていたとのこと。

わかりにくいが、真ん中の物体がキュウリ。地面に埋まって黒く見えるのは配管。

 現地を確認したところ、確かに新しい穴ができていて、その中に爪か牙かでつけられた穴がたくさんあるきゅうりの端材が転がっていました。
 ちょっと離れた場所には、同じきゅうりと思われる、別なものが地面に転がっています。
 きゅうりを食べて、かつ埋めておくというのは非常に珍しいような気がするのでおそらくは前回と同じ個体ではないかと思うのですが、たびたび続くとちょっと困るという施主様のご意向で、対策を考えてみることにしました。

壁際の土が柔らかいために掘りやすく、掘っていると予測されるが、配管もあって掘られると悪影響が出そうなので対策が必要と判断。

 この手の対策では、餌をとる場所とその餌が埋められる場所の両方の対策をしておくのが一番いいのですが、このきゅうりがどこから来たのかがわかっていません。
 ご近所で少し聞いた限りでは、特に被害にあっているところは見当たらなかったので、餌をとる場所の対策は諦めて、埋めている場所に埋められないような対策をすることにします。
 埋められない対策としては、この場所をコンクリ張りにすることや、電気柵を張ることなどが考えられますが、費用対効果が悪い上に、ここには小さな子供さんがいますので、万が一の事故が起こっても困ります。
 「穴が掘られなければいい」ということなので、幅45cm、格子のサイズが5cmのワイヤメッシュを敷くことにしました。

穴堀りを防ぐだけなら、ワイヤーメッシュが結構使える。

 これを敷くと、掘っている犯人の体重で掘ろうとしたときにワイヤメッシュを動かすことが難しいので、これで諦めるのではないかということでやってみました。
 これでうまく言えばよし、だめなら次の手を考えます。
 鳥獣対策は地味でこれなら万全というものは存在しません。
 相手を考え、その相手が来ては困る場所に来たくなくなる対策を考えていかなければいけません。
 じきに地生えきゅうりも終わると思いますので、それまでこれでうまくいくといいなと思っています。