非常時に頼りになるラジオ

 災害に関する情報は刻一刻と変化していくので、可能な限り最新の情報を得て行動するようにしたいものです。
 その際、情報を得る機材はどのようにしたらよいでしょうか?
 スマホ、ラジオ、テレビ、防災無線など、いろいろな手段が考えられますが、お勧めなのはラジオです。
 スマホやテレビでは、その画面を見ないと詳細な情報がわからないことがよくありますが、もともと音で情報を伝えるラジオは、耳があれば情報を手に入れることができるようになっているため、避難しながら、避難所を設営しながら、休憩しながらと、作業しながら最新の情報を手に入れることができるからです。
 最近ではスマホでもラジオの聴けるアプリが登場していますのでそちらでもいいのですが、例えば津波警報などで避難している最中は、次々に受信するエリアメールや緊急メールでまともにラジオが聴ける状態ではないと考えられます。
 個人的にラジオが好きということはあるのですが、バッテリーの持ちやチャンネルの自由度を考えると、重量がかさむにしてもラジオを一台は持っていた方がいいと思います。
 一時ほどではありませんが、やはり携帯ラジオの需要はあるようでさまざまな形のものが発売されています。また、発電機を搭載して電池が切れても一応使えるという防災ラジオも多数発売されています。
 ラジオを選ぶとき、案外と気にしないのですが入れ替えた電池でどれくらい聞けるのかということが実は重要になっていたりします。

発電機内蔵のラジオの発電機はあくまでも緊急用と考えた方が良い。予備電池は必ず用意しよう。

 安いラジオだと単三2本で30時間程度、良いものになると300時間以上聞くことができ、当然電池が長持ちする方が災害時には有利と言うことになります。
 また、使う電池ですが軽量な単四電池よりも大きな単三電池、それよりも大きな単二電池の方がそれぞれ電池は長持ちします。
 重量とコストを考えて、自分にあった機材を用意しておきたいものです。