防災用ホイッスルは何のためにあるのか

笛各種。右側の笛の方が音が大きいが、中に玉が入っていて、そこに埃や水が入ると鳴らなくなる。単純な構造の方が故障も無く安心できる。

市販品の非常用持ち出し袋セットにほぼ必ずついているのが笛(ホイッスル)です。
では、このホイッスルは何のために使うのでしょうか。
ホイッスルは「災害時に何らかの理由で自分が動けないとき、助けを呼んだり位置を知らせるために準備してあるもの」です。
災害時に自分は動けないが非常用持ち出し袋を持っている状態というのはどんな状態なのか想像ができるでしょうか。
災害時に自分が動けなくなるというのは、何かの下敷きになったり、家屋の下に埋まっていたりする状態です。地震が代表的なものですが、地震は突然やってくるので、非常用持ち出し袋をたまたま持っていたというのはかなり珍しいケースだと思います。
つまり、ホイッスルは身につけていないと役に立たないと言うことになります。
首から提げたり、ポケットに入れたりして、いざというときに自分の身を守れるように身につけておくことが大切です。
その際には、できれば中に玉のないタイプのものを準備してください。玉が中に入っているものは、埃や水などが中に入ると鳴らなくなります。
構造はシンプルなもの。そして、吹き方をマスターしておいてください。
ホイッスルなど簡単に吹けると思いがちなのですが、持っているホイッスルによって吹き方が違い、同じように吹いても音がうまく出たり出なかったりします。
非常時には、周りがびっくりするくらい大きな音が出ないと助かりません。どうやったら大きな音が出せるのか、周囲の環境に気をつけながら、ホイッスルを吹く練習もしておいてくださいね。

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