赤ちゃんの災害への備え

 生活弱者といわれる方々の中に、赤ちゃんとそのお母さんが含まれていますが、もしもあなたがその対象であるなら、ご自身の災害に対する備えができているでしょうか。
 被災後の避難所での生活は、支援物資が届くまでは自助でなんとかしないといけませんが、元気な大人でも備えがないと結構大変ですので、赤ちゃんが居る場合にはそれ以上に事前に準備をしておかないといけません。
 そして、赤ちゃんは日々大きくなっていきますので、ただ準備すればいいわけでは無く、成長にあわせて日々備えを変えていく必要があります。
 おむつやミルクの量、着るための服など、非常用持ち出し袋を作っても数週間で準備した内容を全部変えてしまわないといけないこともよく起きます。
 もっとも、赤ちゃんとのお出かけをするためのお出かけカバンを作っている方であれば、お出かけから戻ったらすぐに次のおでかけの準備をするようにしておけば、それが非常用持ち出し袋になりますからそんなに手間ではないと思います。
 お出かけをあまりしないようなおうちであれば、3日分くらいのおでかけができるような内容で非常用持ち出し袋をつくっておくといいと思います。
 もちろん一番良いのは避難しなくても済む、家にそのままいることができる状態ですので、1週間程度の備蓄はしておくようにします。
 でも、万が一何も持っていない状態で被災し、避難することになったらどうするか。
 日本新生児生育医学会というところが「被災地の避難所等で生活をする赤ちゃんのためのQ&A」というリーフレットを発行していますので、興味のある方はリンク先を覗いてみてください。

被災地の避難所等で生活をする赤ちゃんのためのQ&A」(日本新生児生育医学会のウェブサイトへ移動します)