栓抜きの使い方

栓抜きにはいろいろな形がある。

 最近は殆ど見ることがなくなった栓抜きですが、缶切り同様、被災地に入ってくる支援物資の中には栓抜きが必要なものがくることがあります。
 先日、当研究所で久しぶりに瓶ビールを準備したら、研究員達がどうやって開けるのか栓抜きを見て首をひねっていましたので、今更感はありますが、今回は栓抜きの使い方についてご説明したいと思います。
 使える方はご存じだと思いますが、栓抜きを使うのに難しいことは何もありません。
 栓抜きの頭部分を王冠に乗せ、引っ張る部分を王冠の端にかけてテコの原理で上に引き上げれば、簡単に栓は外れます。

栓抜きの右側の部分が支点になる。左側下にある爪を王冠の横に引っかけてテコの原理で栓抜きを上に動かすと、王冠が曲がって取れる仕組み。


 注意点とすれば、瓶をしっかりと支えておかないと栓を抜いた瞬間に瓶がひっくり返って中身があたりにこぼれてしまうことくらい。
 さっきのビールは、S研究員が開けるときに瓶が横倒しになりそうになって慌てて周りが瓶を押さえてました。
 ところで、栓抜きと缶切り、おうちに置いてありますか? そして、正しく使うことができますか?
 どちらも最近ではほぼ出番のない道具ではありますが、被災時にはいろんな場面で出番が多いアイテムです。
 使わないかもしれませんが、災害用備蓄品の一つに加えておいてもよいのかなと思っています。
 そして、たまに練習しておくといいですね。