【活動報告】有害鳥獣対策への対応、その後(~7月14日)

 住宅地に出没するイノシシを防除してほしいというご依頼で、ご依頼主に誘因物撤去をお願いしたところ、その場所にはイノシシは出なくなったのですが、その後周囲の住宅地に出没することから捕獲してほしいというご依頼がご依頼主と市役所様の双方からあり、箱わなを展開して試行錯誤。
 えさを変え、わなを工夫し、イノシシに壊され、イノシシに遊ばれ、またわなを工夫してと、当研究所の猟師とイノシシとの知恵比べが続いていましたが、このたびやっと一頭捕まえることができました。
 監視カメラの映像ではかなり大きそうな感じでしたが、捕獲後に測定したところ70kg超の雄でした。

箱罠のトリガー部。下が普通の状態。上はイノシシにひん曲げられたもの。

 同じような大きさのイノシシが後2頭確認されているので、施主様及び市役所様からは引き続き捕獲作業を行ってほしいとのご依頼をいただき、引き続き捕獲業務を行うことになりました。
 今回は防除、捕獲の条件が非常によかったので対応ができていますが、そんな場所ばかりではありません。
 イノシシに限らず、野生動物は一度居着くと排除するのがかなり大変です。
 事故を防ぐためにも、不要な果樹の撤去や伐採、生ゴミを放置しないなど、えさとなるものを出さないような対策が必要だなと考えています。