車の燃料は常に半分以上入れておく

 今回の寒波でも立ち往生が発生したようですが、何らかの事情で渋滞にはまってしまったとき、車で気になることの一つに燃料があります。
 特に電気自動車の場合、バッテリーは寒さに弱く、電気だけでは暖房用の熱を作るのにかなり電力を必要とするため、思ったよりも電池の消耗が早くなっていることも多いのではないでしょうか。
 近くを移動したりするのには非常に便利な電気自動車なのですが、寒波での渋滞が予測されるようなときには乗らないほうがいいかもしれません。
 エンジン車やハイブリット車ではそこまで深刻な問題にはなりませんが、とはいえ燃料は有限。
 燃料ゲージが半分を切った状態で渋滞にはまると、やはり燃料消費が気になってしまうと思います。
 災害時のことを考えても、燃料は半分以上ほしいところです。
 特に被災した後は燃料の給油は相当期間絶望的になりますので、いつ災害が起きてもいいように車の燃料には注意しておくようにしてください。

車と道路の冬支度

 山頂のほうでは雪が観測されるようになり、山沿いの道ではみぞれも降ったりしてきていますが、車の冬支度はお済みですか。
 夏タイヤをスタッドレスタイヤに履き替えることや、ウォッシャー液の濃度を変更するといった機械的な作業に加えて、冬場に山越えをする方については念のためのタイヤチェーンの確認と、不幸にして動けなくなった場合の生存対策、例えば毛布やカイロ、水や非常食などもしておいてくださいね。
 ところで、道路の冬支度も進んでいますから、冬期通行止めの路線の閉鎖が進み、冬季限定の道路カメラの運用も始まって道路の降雪、凍結の有無などをインターネットで見ることができるようになりました。
 お出かけの際にはそういった情報もしっかりと取得して、状況に応じてさまざまな準備を進めておいてくださいね。
 ところで、冬場に急カーブの続く場所や凍りやすいところ、傾斜の厳しい場所などでは冬タイヤ規制が行われますが、いくつかの条件が揃うとタイヤチェーンを装着していない車は走行ができないチェーン規制区間も存在しています。

タイヤチェーン規制の表示。この看板が出ると、タイヤチェーンの装着が必須となる。


 近くでは浜田道の「大朝IC~旭IC」間。それから国道54号線の赤名峠も対象になっていますから、そういった道路を利用する人はきちんと備えておくとともに、万一の通行止めに備えて一般道の確認もしておくといいと思います。
 それから、タイヤチェーンは持っているだけでは駄目ですから、チェーンの点検もかねてシーズン前に装着の練習もしておくようにしてください。
 いざというときに困らないように、しっかりと準備しておきましょう。

島根県道路カメラ情報(島根県のウェブサイトへ移動します)