防災アプリを使ってみよう

 ちょっと前になりますが、益田市が防災アプリの提供を始めました。
 鹿足郡は地元のケーブルテレビ局であるサンネットにちはらが提供しているアプリ内で防災情報の提供がされていますので、これで益田・鹿足郡の防災情報がスマホアプリで提供されることになりました。
 いずれのアプリもその地域に住んでいる人であれば非常に使い勝手がいいと思いますので、気になる方はリンク先からご確認ください。
 ただし、鹿足郡のサンネットにちはらのアプリは、iOSはリンク先は出していますがアプリのバージョンなど、内容は未確認ですので、申し訳ありませんが、ダウンロードされる際には自己責任でお願いします。
 また、防災アプリがセットできない方向けに、島根県の防災メールサービスのご案内もしておきます。
 以下のリンク先から内容をご確認ください。

益田市防災アプリのご案内(益田市のウェブサイトへ移動します)

サンネットにちはらアプリ(津和野町・吉賀町(アンドロイド向け:GooglePlayへ移動します))

サンネットにちはらアプリ(津和野町・吉賀町(iOS向け:AppleStoreへ移動します))

島根防災メール登録のご案内(島根県のウェブサイトへ移動します)

スマホが通じなくなる時

 災害が発生するときにはスマートフォンは強い武器になります。
 基地局が被災しない限り電話としても情報端末としても、電波が届くところであればどこででも情報を得ることができて非常に役に立ちます。
 非常用持ち出し袋の携行品の一つとしてスマホ用の充電器が加えられることが多いのも当然と言えますが、大規模な災害になってくるとある時点で突然スマートフォンがつながらなくなってしまう事態が発生することを知っておいてください。
 原因は携帯基地局の電源喪失。手元のスマートフォンに電源が充分にあっても、電波を中継する基地局を動かす電気が無くなってしまうとその時点でスマートフォンは無用の長物と化してしまいます。
 各携帯電話会社がさまざまな工夫をして基地局の電源喪失を防ぐ努力はしていますが、蓄電池にしても発電機にしても、外部からのエネルギー供給が絶たれてしまうとやがて電池切れ、燃料切れとなって動かなくなってしまうのです。
 もちろん、各携帯電話会社も基地局の広域化や移動中継局などを被災後速やかに展開して中継網を維持する努力はされていますが、山間などの不感地帯などではスマートフォンは通じなくなると思った方が良さそうです。
 そのため、情報収集の手段をスマートフォンだけに頼ることは危険です。スマホの通信網以外の電波が拾えるよう、FMやワンセグなどのついている端末や、携帯テレビ、小型ラジオなどを持っておくと安心です。
 基地局の電源喪失は電源供給が止まってから約12時間から36時間と言われていますので、被災後に停電が続くようならスマートフォンや携帯電話が通じなくなる可能性を意識するようにしてください。

追記・テレビはデジタル化により地上波の中継局が電源喪失すると映らなくなるようです。ラジオについてはアナログ波なら遠方の電波を受信することができそうです。そう考えると、テレビだと衛星系、ラジオはAM波がよさそうです。もちろんコミュニティFMがあれば、それが一番身近な情報を伝えてくれると思います。