■災害時のBCPを見直そう

本日のNHKニュースで災害時の金融機関の臨時休業についてやっていました。

災害時の「臨時休業」 地方銀行でも進む(NHKニュースサイトに飛びます)

 これによると平日は原則営業しなくてはならず、臨時休業する場合には金融庁に事前に届け出をしないといけないと定めた銀行法が10月に改正され、災害時には届け出不要で臨時休業できるようにしたそうです。
 いくら銀行であっても災害時に備えて職員を守る必要がありますから、BCPを備えた金融機関の中には、例えば鉄道が計画運休したときなどは臨時休業すると行った取り組みをしていたそうですが、今回の改正を受けてもう少し柔軟に臨時休業できるようにするそうです。
 公共交通機関、特に鉄道が計画運休することが増えてきている現状ですが、今回の改正で金融機関が臨時休業した場合にどうするかということを自社のBCPに取り込んで見直し、改定していく必要があります。
 最近はさまざまな災害が続いており、大手企業は従業員や顧客の安全を優先するような方向で対応しつつあります。出退社時に被災した場合には雇用主の責任問題にもなってくると思いますので、きちんとしたBCPを作成して自社が問題なく経営が続けられるような方策を準備しておくことが、経営者には求められています。
 ところで、あなたはいざというときにどうするのかをきちんと決めていますか。
 あなたの安全を守るのはあなた自身しかいませんので、あなたのBCPについても考えてみて欲しいなと思います。