ビニール袋と新聞紙

 非常用持ち出し袋や避難所で備えておくといいものにビニール袋と新聞紙があります。どちらもありふれたものではありますが、使い方を知っていると非常に使えるアイテムです。


 例えば、どちらも紐で吊せば間仕切り、袋として使えば物入れやゴミ入れに使うことができますし、他にもビニール袋は生活水の運搬や洗濯、新聞紙は汚物処理や燃料としても有能です。
組み合わせると枕や布団、座布団や防寒具と言ったアイテムを作ることができますし、緊急時の簡易トイレも作れます。
 単価も安く、場所も取らないので備蓄もしやすいのが特徴のこの二つのアイテム。
 ビニール袋の有料化や新聞を取らないおうちが増えているのあまり手元にないことも多くなってはきましたが、準備しておくといろいろと使えて便利ですよ。

万能な新聞紙

 最近のご家庭で姿を見なくなってきたものの一つに新聞紙があります。
 さまざまな理由から新聞を取らなくなっているおうちが増えているのですが、こと防災の視点で見ると、新聞紙というのは非常に役に経つ道具です。
 床に数枚敷くととりあえず床からの寒さをシャットアウトできますし、服の中に着込めば暖を取ることもできます。もちろん焚き火の焚き付けや薪代わりに使うこともできますし、ちょっと工作すれば寝袋や食器、帽子や服まで作れます。
 広げて紐からぶら下げれば居住スペースの仕切り代わりにも使えますし、汚物処理などにも大活躍。あって困るものではありません。
 ただ、新聞紙を持っていても使い方がわからなければただの新聞紙にしかなりません。紙の特性を知って、いろいろなタイミングで試してみることで、自分に合った使い方や必要な枚数が分かってきますから、時間を作って一度工作してみてはいかがでしょうか。
 ちなみに、大きなビニール袋と新聞紙を組み合わせると、とても暖かい防寒着を作ることができます。
 見た目は美しくないのですが、暖かくて湿気も溜まりにくいので、割と快適に過ごすことができますから、興味のある方は調べてみてくださいね。