屋内での熱中症に気をつけて

お手製の経口補水液を作っておくのもよい。その時は砂糖の量を調整すること。

 暑くなってきましたが、あなたの体調に変わりはありませんか。
 屋外での作業時には、小まめな休憩や補水を意識するものですが、熱中症は屋内でも起こりますし、案外と屋内で熱中症で倒れている人は多いようです。
 政府からは節電要請が出ていますが、節電した結果、熱中症で倒れてしまっては何にもなりませんので、しっかりとエアコンの冷房を効かせておくようにしてください。
 どうしても節電に協力したいという方は、午前中の涼しい時間に図書館などにでかけて夕方まで過ごすようにすれば、節電と熱中症の両方の対応ができます。
 また、コンクリート住宅では、日中熱せられた外壁がなかなか冷えずに、屋外が涼しくなったからといってエアコンを切ってしまうと、あっという間に室温が上がってしまいますので、気をつけて下さい。
 室温は28度を超えたとき、湿度は70%を越えたときがエアコンを起動させる一つの目安になります。
 そして、エアコンを使うのと同時に、水分補給を忘れないようにしてください。
 のどが渇いたときに飲むのではなく、2時間間隔くらいで時間を決めて、しっかりと取るようにしてください。また、飲むときにはコーヒーや紅茶、緑茶などの利尿作用のあるものやジュースなどの糖分の高いものは避け、水や麦茶といったものにしてください。
 家の中にいると、他人の目が届かない分倒れるとかなり危険です。屋内にいるときにも、熱中症対策をしっかりと取るようにしてください。