地震の強さと時間の関係

 地震の強さと揺れている時間は割と比例しているようです。
 気象庁のウェブサイトによれば、「日本付近で発生する地震による強い揺れは、マグニチュード7クラスの地震であれば約10秒間、マグニチュード8クラスの地震であれば約1分間、マグニチュード9クラスの地震であれば約3分間継続します。」とあり、強い地震ほど長く揺れる傾向があるようです。
また、マグニチュード自体は小さくても、震源が複数になると長くなる傾向があります。
 例えば千葉県によると、関東大震災はマグニチュード7クラスの地震が3回立て続けに起こったとされており、5分程度揺れていたようです。
 揺れる力が強いか、揺れる時間が長くなれば被害は大きくなりますが、実際にいつどんな地震が起きるのかは、起きてみないとわからないというのが困りものです。
 世界的に大きな地震が毎日のように起きていますが、地震の揺れが長いときには、とりあえず大きな被害が出そうだなという意識でいれば間違いなさそうです。
 ちなみに、マグニチュードの数字が一つ大きくなると、その力は約32倍に増えます。単純に乗数で増えていくので、例えばマグニチュード1と3では、数字が2つ大きくなるので32×32=1024となり、力の強さは約1,000倍大きいことになりますので、マグニチュード7や8では大きな被害が出るというのはイメージしやすいのではないでしょうか。
 ともあれ、揺れている間の時間は体感的には短い時間でも非常に長く感じるものです。大きな揺れが収まったら、とりあえず安全確保、それから情報収集をするようにしてください。

気象庁:震度・マグニチュード・地震情報について(気象庁のウェブサイトへ移動します)

関東大震災(関東地震)(千葉県のウェブサイトへ移動します)