まずは身の安全の確保から

机の下でダンゴムシ
机の下でダンゴムシはお約束です

 地震のようにいきなり事象が発生するような災害の場合、まずは身を守る行動をとることが最優先になります。
 「身を守る行動」、というのは「怪我をしないための行動」ということで、例えば学校の教室などの場合には机の下に隠れたり、落下物が落ちてこないような場所に退避したりといった行動になります。
 建物が崩れる可能性が高いようであれば、揺れたら建物から脱出するような経路の確保や一部だけでも崩れないように補強するなどの方法を考えておかないといけません。
 とにかく基本は怪我をしないことですが、興奮していると大きな怪我をしていても気がつかないような場合がありますので、本当に怪我していないかどうかを、目と手での接触によって確認しておきましょう。
 地震の避難訓練では、想定した揺れが収まったらすぐに避難開始としているような場合が多いと思いますが、まずは自分の身体の怪我の確認、そして周囲の人の怪我の確認、それから避難という流れにできるといいなと思います。
 もちろん崩れそうな状態や危険な状態の場所では、まずは避難して身体の怪我の確認をするといった風にTPOにあわせた対応が必要になりますが、身の安全の確保としての怪我の確認、できるだけ習慣にするようにしてくださいね。