自分の体を補助してくれる道具は予備を準備しておこう

 災害はいつ何時起きるかわかりません。
 そして、避難するときに慌てているとさまざまなものを忘れていくものです。
 その忘れ物を防止するために非常用持ち出し袋を準備するわけですが、案外と忘れやすいのが普段使っているさまざまな補助具です。
 例えば眼鏡。それから入れ歯、補聴器、杖等々。
 以前に「眼鏡と入れ歯はスペアを用意しよう」と書いたことがありますが、避難所で不自由なく過ごすには普段から使っている、自分の生活をサポートしてくれるアイテムが必須です。
 自分の生活に必要な補助具は必ずスペアを用意して非常用持ち出し袋に入れておくようにしましょう。
 わざわざ新しいものを非常用持ち出し袋に入れる必要は無く、補助具を買い換えたときに今まで使っていたものを非常用持ち出し袋に入れるだけで大丈夫です。
それらのアイテムは、確かに「少々不便」で交換したものでしょうが、もしそれすら無い状態だと動きがつかないくらい不便になってしまいます。
一番いいのは今使っているものを持って避難できるのが理想ですが、慌てて逃げないといけなくなったときに備えてスペアを用意しておくことで、最悪非常用持ち出し袋さえあればなんとかなるという状態にすることができます。
地震でぐちゃぐちゃになったなかからさまざまなものを探すのは困難ですから、探しているとどうしても避難が遅れてしまいます。
避難した後で身動きが取れないと言うことがないように、自分の行動を補償する補助具は必ず予備を用意しておきましょう。
それがあなたを助けてくれます。