地震あれこれ

 日本は地震大国だということはよく言われるところですが、あなたは地震についてどれくらい知っていますか?
 別に知らなくても困らないのですが、知っていると役に立つかもしれない地震の知識について、今回は整理してみたいと思います。

1.地震の種類

 地震とは、文字通り「地面が震える」ことで、大まかにわけるとプレート境界型と活断層型に分かれます。これがそれぞれどのようなものかということは、過去に「プレート境界型地震と活断層型地震」という内容で触れていますので、興味があったらリンク先をご覧ください。
理由はいろいろありますが、簡単に言うと何らかの理由で地球内部の力がぶつかる場所で起きるものだというイメージであればいいのかなと考えています。

2.震度とマグニチュード
 地震が発生すると、ニュースでは「この地震はマグニチュード4、震源は○○で深さは○○km。主な震度は、○○が震度4、××が震度2・・・」といった感じで伝えられることが多いですが、震度とマグニチュードの違いはご存じですか?
 「マグニチュード」は、地震そのものの大きさを表すものです。マグニチュードは1あがると強さが32倍になります。そのため、この計算で行くと地球上で起きる地震によるマグニチュードは10までだそうで、それ以上は地球が破壊されるレベルのエネルギーとなるため、地震としては想定しないことになっているようです。ピンと来ない方もいらっしゃると思うので、youtubeで「人の死なない防災」さんがアップロードしている「【マグニチュード比較】南海トラフの巨大さが体感できる動画」をご紹介しておきます。
 ともあれ、震源で起きる地震の強さを表すため、一つの地震ではマグニチュードは一つの表示となります。
「震度」は地震により発生した震動が伝わった場所の揺れの大きさを表すものです。距離や地盤の強度、震源の深さなどにより、同じ距離であっても異なる震度が記録されることが殆どです。

震源は一つなのでマグニチュードも一つ。同じ距離でも、様々な条件で伝わる振動が異なるため、震度は観測点の数だけ存在する。

マグニチュードの数値は一つしかなく、震度は観測点の数ほどあると考えておけば問題ないでしょう。

3.地震の揺れには周期がある
大きな地震になると、地面が殆ど揺れていないにもかかわらず、高層ビルが大きく揺れているような場合が見受けられます。
これは地震の振動が様々な波を持っていて、その揺れによるもの(揺れが一往復する期間を周期と呼びます)ためですが、大きな地震になるほどゆっくりとした周期の長い大きな揺れが発生するため、これを特に「長周期震動」と呼びます。
建物にはそれぞれ固有の揺れやすい周期というものが存在し、地震の周期と建物の揺れやすい周期が重なると共振現象が起きて建物が大きく揺れることになります。
建物が高層になればなるほど周期の長い大きな地震と共振しやすくなるため、より大きく揺れることになります。建物によっては数mの幅で揺れることも起こりますので、高層ビルの高い階はよりしっかりとした耐震対策を行う必要があります。
長周期震動については気象庁の「長周期振動について」でよりわかりやすく説明されているのでそちらを参考にしてください。