「保険が使える」にはご注意ください

 台風14号が日本列島を縦断しましたが、被災された方にはこころからお見舞い申し上げます。
 一刻も早い復旧・復興ができることをこころから願っております。
 さて、災害が起きると出てくるのが国の被災者生活再建支援法や都道府県、市町村など行政機関からの支援金と、掛けていれば損害保険の保険金など、復旧に必要となるお金の手続きのことです。
 災害からの復旧であれこれとかなりやらなければいけないことがたくさんあるときに、手続きのよくわからない支援金や保険金を申請するというのは精神的にかなりの負担です。
 そして途方に暮れているそういうときに、自分の住んでいるところまでやってきて、建物を修繕し、お金の申請手続きも代行してくれると聞くと、ついお願いしたくなるのもわかります。
 ただ、これらの業者はさまざまなトラブルを起こすことが多いですので注意が必要です。
 代行手数料として支払われる額の半分以上を持っていくことはざらですし、建物修繕が必ず保険適用になるかどうかもわかりません。
 手続きの方法は行政機関の窓口や保険代理店の方が丁寧に説明してくれますので、自分でやるのはさほど難しくはありません。
 また、弁護士、司法書士あるいは行政書士が無料相談窓口を開くこともあります。
 普段面識のない人や見知らぬ建築業者などが手続き代行の話を持ち込んでくるときにはほぼ100%トラブルが起きますので、申請手続きは必ず自分でするようにしてください。
 なお、日本損害保険協会でもチラシを作っていますので、よかったらご確認ください。

被災者生活再建支援法」(内閣府防災のウェブサイトへ移動します)

「保険が使える」にご用心」(日本損害保険協会のウェブサイトに移動します)