トイレの回数と携帯トイレ

携帯トイレ各種
携帯トイレには持ち歩いて使える携帯トイレと便座を利用する簡易トイレがある。

 唐突ですが、あなたは自分が一日に何回トイレに行って排泄をしているか知っていますか。
 というのも、災害が起きて水道が止まってしまうとトイレに行っても水が流せなくなるので、携帯トイレを準備しておく必要があります。そのとき、自分が一日にどれくらいの量を排泄しているのかによって、準備しておくべき携帯トイレの数や量が変わってきます。
 トイレに流せる水を確保できるようになるまでには結構時間がかかることが多いので、少なくとも3日~1週間分は準備しておいた方が無難です。ただ、トイレについては案外と意識がいかないものらしく、準備していても1日分という方が多いようです。
 くみ取り式のトイレであれば風呂の残り湯程度でなんとかなりそうですが、水洗式はそういうわけにいきませんので、市販の携帯トイレを準備するか、または猫砂や手作りトイレといったものを準備して使えるようにしておかないといけません。
 携帯トイレは使い慣れないとこぼれたりして手が汚れること多いですから、水が使える平時に一度使ってみて、使い方をしっかりと覚えておく必要があります。特に女性の場合には必須と考えていただいていいと思います。
 また、避難所などに避難した場合には、使うための目隠しも必要になってきます。断水しているときに使われて汚物まみれにならないように、通常水が出るようになるまではトイレは封鎖されることが殆どです。そのとき、公衆の面前でするわけにはいきませんので、携帯トイレとあわせて目隠し用の道具も準備しておくと安心です。携帯トイレセットの中にはそういったものが準備されているものもありますので、忘れそうな人はそういったものを準備しておくこともよいと思います。
 食事は我慢できますが、トイレに関しては我慢はできません。
 食事や水、保温についても重要ですが、携帯トイレについても自分のトイレの利用回数を考えたものを準備品の中に加えておいてくださいね。