新聞紙とレジ袋

新聞紙とゴミ袋で作る防寒着の一コマ。新聞紙がないとちょっとだけ防寒着にしづらい。

 防災工作の中に、かなりの頻度で登場するのが新聞紙とレジ袋です。
 以前はどちらも普通に家にあるものでしたので、こういった工作を知っていると非常に便利だったのですが、現在あなたのうちにはこの二つが十分にあるでしょうか。
 新聞はとらないおうちが当たり前になりましたし、レジ袋有料化以来、マイバックが主力になってレジ袋も姿を見なくなりました。
 ただ、防災工作では相変わらず新聞紙とレジ袋を使った応急品の作り方をやっていて、自分でもやりながら「準備してなきゃできないよな」と思っています。
 時代とともにさまざまなものが移り変わっていきますので、防災工作としてはおうちに常にありそうなものでの工作を考えていかなくてはいけないのですが、いざというときに使えそうなどのおうちにでもありそうなアイテムというのがだんだんなくなってきています。
 現在だと、アルミホイルやラップなら、ほとんどのおうちにはまだあると思っているのでそういったものでの防災工作をしているのですが、そもそも応急品を作るための資材が家にない状態なわけですから、おうちには正規品をきちんと準備しておいたほうが安心です。
 非常用持ち出し袋にしても、防災備蓄品にしても、必要とされるものはおうちによって違ってくるので、こうすればいいというのはなかなか難しいのですが、トイレと飲料水と食料、それに防寒対策と煮炊きする燃料は共通のテーマですので、おうちの実態にあわせてしっかりと準備しておきましょう。
 防災工作は、あくまでも家にあるもので代替品を作ることが目的なので、備蓄するのにわざわざ代替品を準備する必要はありません。
 もちろん、新聞紙もポリ袋もあればいろいろなことに使えるので、あるに越したことはないのですけれど。