食べたいものは季節によって変化する

 大雨が続き、あちこちで避難をされている方、そして被災された方には心からお見舞い申し上げます。
 早く天気が落ち着き、自宅に帰ったり復旧作業が進むことを願っています。
 さて、そんな災害の状況が悪化しない限り、指定避難所では行政からの食糧配給がある場合が多いようです。
 多くはパンやおにぎり、ちょっとしたお弁当になるようですが、それも長期になると飽きてくるものですが、自分の非常用持ち出し袋に自分が食べたい、食べるとご機嫌になる食べ物が入っていると、それだけで気持ちが落ち着くものです。
 ただ、この食べたいものというのが曲者で、季節の移り変わりによって食べたいものが変わっていくことが多いです。
 夏場だったら冷たいものやあっさりとしたもの、冬場なら、体の温まるものやこってりしたものが好まれるようですが、あなたの非常用持ち出し袋はそういった季節の変化に対応した入れ替えがされているでしょうか。
もちろん、季節を問わずにご機嫌になる食べ物があればそれが一番いいのですが、季節の変化とともにちょっとずつ非常用持ち出し袋の食料を入れ替えていくことで、どんな季節に避難をすることになっても、とりあえずの食べたいものが確保されている状態になります。
なかなか難しいかもしれませんが、季節によって変動する食べたいものも追加しておくと、防災食のレパートリーが広がって、避難所でもご機嫌で過ごすことができるかもしれませんね。
一つ注意しておきたいのは、温める際にはその避難所のルールに従うこと。
火気厳禁のエリアでは、たとえカセットコンロであっても利用はできません。
自分が避難する予定の避難所ではどういった状況で、どこでどんなものが使えるのかについても、避難訓練のときなどに確認しておくといいかもしれませんね。