乾パンと氷砂糖

 最近でこそさまざまな防災食が登場していますが、少し前までの防災食の定番は乾パンが多かったです。
 長期保存が利いて湿気ない、そして単価が安くお腹がふくれるということで、サイズや量のあれこれはあっても、定番商品として君臨していました。
 長期保存の乾パンはだいたい缶詰になっているのですが、その中に乾パンと一緒に氷砂糖が入っていることをご存じですか。
 乾パンは名前の通り乾燥したパンなので、そのまま食べると唾液をみんな給水してしまいます。被災時には手持ちの水も無いことが多いので、乾パンだけだとのどが渇いて困ることになります
 氷砂糖はショ糖という糖の塊で、くどくない甘さが持ち味です。これを舐めることで唾液を呼び出すことができますから、乾パンを安心して食べることができます。
他にも乾パンの単調な味に変化をつけたり、甘いもので気分を落ち着けたり、成分はショ糖という糖分なので疲労回復もしてくれます。
何よりも、湿気に気をつければ半永久的に食べることができる究極の保存食でもあります。
 乾パンは固くて食べられないという子どもさんもいるようですが、乾パンも砕けばクラッカーのようになりますから食べることができると思います。また、氷砂糖なら舐めることができますから、非常用持ち出し袋に一袋、乾パンと氷砂糖を入れて置いてもいいかもしれませんね。

【活動報告】第3回高津小学校防災クラブを開催しました

 去る11月4日、益田市立高津小学校様で防災クラブの第3回目を開催しました。
 今回は「止血法と搬送法その2」と「校内安全点検」、それに「ビニール袋工作」の3つから子ども達に選んでもらう形にしたのですが、見事に3つにわかれてしまい、結局代表者がじゃんけんして「止血法と搬送法その2」をやることになりました。
 前回は直接圧迫止血法と前屈搬送法をやりましたが、今回は間接圧迫止血法といすを使った搬送法、そして実際にけが人の手当から搬送までを演習してみてもらいました。
間接圧迫止血法は止血帯を使った止血方法ですが、実際に子ども達がするの危険なので講師の腕に止血帯を巻き付け、止血帯を締める前と締めた後の手の温度を確認してもらい、締めた後手が冷えていくことを確認してもらって血流が止まっていることを知ってもらいました。

階段での搬送では、担架を水平に保つことはかなり難しい。二人では水平に保てないことを実際にやってみて理解してもらう。実際には運ぶ人の他に担架の状態を確認する人や進路を確認する人など、それなりに人手が必要。

 また、担架の搬送法ということで、階段での搬送を実際に担架を使ってやってみてもらい、二人では階段で水平が維持できなくなること、そして運び手の数が多いほど危険が少なくなることを実際に体験してもらいました。その後いすによる搬送をやってみて、担架での搬送がどれくらいやりやすいのかということを体験していました。
 最後は担当の先生をけが人役に見立てて圧迫止血から担架搬送までを実際にやってみてもらいました。

練習でやってみるのと、実際に倒れている人にやってみる演習ではかなり感じが違っていた様子。特に大人をどうやって運ぶのかについては一度しっかり考えてもらった方がいいかもしれない。

 先生の腕と足を怪我しているという想定で、実際に怪我している部分を圧迫止血し、血が止まったら包帯を巻いて固定してもらったのですが、なかなか思ったようにできずに苦戦していました。
 搬送では、床から担架へ先生を移動させるのにいろいろと試行錯誤していましたが、なんとか無事に載せて搬送することができました。
 実際にやってみると、なかなか思ったようにはできないということと、声をかけあわないと危険だということを理解してもらえたと思います。
 子ども達はノリノリでやってくれているのですが、そのノリを生かせないことにもどかしさを感じ、講師としてはまだまだ未熟だなと反省しきりでした。
 ともあれ、今回防災クラブでつきあってくださった先生と子ども達に感謝します。

火を起こせますか

 災害後、どうかすると火を自分で作らなければいけない事態が起きることがあります。
 昔はたばこを吸う人があちこちにいて、火をつけるためのライターやマッチを持っていたものですが、最近は電子たばこになったそうで、マッチやライターは使わなくなったと聞きます。
 簡単に火をつける道具を持っていればいいのですが、そうでない場合には何とかして火をつける必要があるのですが、あなたは火をおこす方法をどれ位知っていますか?
 火打ち石やファイアスターターに始まり、虫眼鏡やペットボトル、太陽光反射や摩擦による火起こしまで、火を作る方法はいろいろとあります。

摩擦熱による火作り。煙から火を作り出すのがかなり難しい。


 ただ、その方法を知らなければ何の役にも立ちません。
 最近は火は危ないと言うことで日常生活からどんどん遠ざけられていますが、危ないからといって知らなければ万が一の時には自分の命が危なくなります。
 あなたが持っている非常用持ち出し袋や備蓄品のセットで火を作ることができますか。また、火を維持することができますか。装備の見直し時には、そういった点も考えながら準備してください。

72時間の意味

 エーゲ海で大きな地震が起きました。マスコミでは地震発生から72時間を過ぎると建物などに閉じ込められた要救助者の生存が殆ど絶望のような報道もされていますが、なぜ72時間なのか考えたことがありますか。
 今日はこの72時間という時間について考えてみたいと思います。

 72時間以内にできるかぎりの救助をしなければ生存者が極端に減ってしまうと言われています。これは阪神淡路大震災で倒壊した建物などから救助できた生存者の割合が、初日は74.9%だったのが2日目には24.2%、3日目、すなわち72時間後には5.4%となり、72時間を過ぎるとかなり下がってしまうことが示されたためです。(出典:「阪神・淡路大震災の経験に学ぶ」 国土交通省近畿地方整備局作成)
 もっとも検死報告書では死者の殆どは圧迫死による即死状態ともあるためこの数値をそのまま鵜呑みにすることもよくないようですが、被災後早ければ早いほど助かる人が増えるのは事実です。(出典:阪神・淡路大震災教訓情報資料集【02】人的被害 内閣府作成)
 また、水は3日飲めないと脱水症状を起こして死に至るからだという話もあります。これも72時間以内の救助が言われている原因でしょうが、通俗的に言われているものなので何か確証があるようなものでもなさそうです。
 最終的に生存できるかどうかは本人の体力や閉じ込められた環境、天候などにかなり左右されるので、72時間を超えたから生存者がいないというわけでもありません。

 ただ、救命率を表す72時間という表現は要救助者がいる人にとっては一つの目安になる数値です。さまざまな要因でこの時間内に救助が間に合わない場合には、あきらめがつくという効果もあります。
 マスコミは大規模震災が起きたときに批判的に使われることもありますが、これも数値があることで起きる一つの現象ではあります。
 ちなみに、この数値は人命救助以外に備蓄品の目安や自助でなんとかすべき時間の目安にもなっているので、いろいろな意味で災害対策とは切り離せない数字なのだと思います。

 消防の緊急消防援助隊や警察の広域緊急援助隊、自衛隊などの救助のプロ達は生存者がいると思われる場所で重点的に救助活動をします。
 つまり、生存者がいないと判断されてしまえば、そこに救助隊が来るのは72時間よりもずっと後になってしまいますから、閉じ込められたときに備えてホイッスルを準備しておくことをお勧めします。
 また、一番良いのはそもそも倒壊に巻き込まれたり閉じ込められたりしなくてもすむような環境を整えておくことです。おうちや周囲の地震対策をしっかりとやっておいてくださいね。

安全の優先順位

 「安全は全てに優先する」というのが建設現場などで掲示されていることを見たことはありませんか。「セーフティーファースト」の日本語訳だそうですが、「安全第一」という方がわかりやすいかもしれません。
 ただ、この安全に順位があるとしたら、あなたはどう考えますか。
 災害対策では、この安全の定義がよく変わります。
 発災直後では、安全とは「身体の安全」に他なりません。何を置いてもまずは逃げて自分の命を守ることが最優先される安全です。
 発災後は、自分がこの先どうなっていくのかという不安を解消することが優先される安全になってきます。
 そして、発災後しばらくすると、今度は収入や仕事、衣食住といった生活の安全が優先されています。
 それぞれ全て安全には必要なものなのですが、時期と状況によって優先されるべき安全の順位が異なってくるということで、防災支援活動では時間の経過によって変わるこれらの優先順位にどう答えていくのかが大切になります。
 被災後にすべてが元通りになることはありません。ですが、被災者の居心地のよい安全を確保するためにさまざまな支援を行っていく必要があるのです。
 コロナ禍で起きた災害では、災害復旧を支援する人達はかなり限られた状態になりました。その結果、復旧が遅々として進まない状況の場所もあるようです。
 そんな中でも、被災者の安全を確保するために、現地の支援者達は様々な知恵や工夫を凝らして活動をしています。
 あなたに考えておいて欲しいのは、もしも自分が被災者になったとき、さまざまな安全をどうやって確保するのかということです。自分が対応策を準備しておけば、安全が安心に変わって激しく不安にならなくても済むからです。
 そのために作るのがBCP(事業継続化計画。ご家庭の場合だとFCP(家族継続計画)ともいいます)で、実はこれが一番の災害対策といえるかもしれません。
 安全の優先順位は変わっていきます。それに合わせた自分が生きるための継続化計画を、きちんと作っておきたいですね。

風と汗と防寒と

 寒い日でも身体をしっかりと動かすと暑くなって服を脱いで温度調整したりするものです。汗をしっかりかいた状態で上着を脱ぐと涼しくて一息つくことができますが、そのままの状態で身体を冷やすと必要以上に冷えてしまって慌てて服を着込むことになったりします。
 もしも汗をかいてしまったら、服を脱ぐのと一緒に汗をタオルなどで拭き取るようにしてください。汗を拭くことで身体の乾燥が保たれ、必要以上に熱が逃げることを防ぐことができます。
 また、なるべく風に当たるのを避けることも大切です。
 最悪なのは汗をかいた状態で冷たい風に当たってしまうことで、へたをすると低体温症まっしぐらになってしまいます。
 冬の風は冷たく乾燥していて熱をいくらでも持って逃げてしまいますから、夏以上に風対策が必要となることに注意してください。
 上手に調整しようと思ったら、厚手の服を着るのでは無く、薄い服を重ねて着ることです。体温調整もしやすいですし、服の間に空気の層ができますから厚手の服を着るよりも暖かくなります。
 一番外側に着るものが風を通さない素材だと、冬でも非常に快適に活動をすることができます。
 一番良いのは、肌着と一番外側の服を発汗製素材にしておくことです。そうすることで、肌に当たる部分が濡れるのを防ぎ、ある程度までは水分を外へ放出できます。
 低体温症になると、自分一人ではまず対策は不可能です。
 そうならないために、自分に最適な重ね着の方法を作っておくといいと思います。

【活動報告】高津小学校様の避難訓練を見学させていただきました

 去る10月29日、高津小学校様で実施された避難訓練を見学させていただきました。
 想定は地震が発生、その後津波が来襲するということで、校外の安全な高台にまで全学年で避難をするというものでした。
 地震では、机の下に隠れることになっていますが、サイズや作り方がばらばらのため、うまく隠れることのできない子どももいたようです。

整然と校内からの避難をする生徒さん達。教科書で頭を防護している。

 その後、放送に従って校内からまずは校庭へ。校庭で一度安否確認した後に最寄りの高台である高津中学校まで駆け足で避難を行っていました。
やってみると、道路のあちこちに危険な場所があったり、避難経路が計画と異なったり、移動速度の違いから距離が空いたり詰まったりといろいろなことが起きていました。

道路に歩道が無くなって危険な場所。改良は進んでいるが、避難の時にはかなり危険。
駆け足で避難先に向かう。手に持っている教科書は校内からの避難時に頭を守るために使用していたもの。

 ただ、初めてやられた訓練としては素晴らしくよくできたのではないかと見させていただきました。
 大がかりではありますが、こういった訓練は必要なものですし、今後も取り組みが進むことで安全が確保できればいいなと感じます。
 見学の許可を快く出してくださいました担当の先生、校長先生や教頭先生他、教員の皆様、そして参加した生徒の皆さんありがとうございました。
 そしてお疲れ様でした。
 いざ本番の時にも、今回と同じように整然と避難ができることを願っています。

同行避難と同伴避難

犬猫は避難先では基本的にケージ飼いになるので、慣れていないといろいろと大変になる。普段から慣らしておくことが必要。

 ここ最近の避難せずに救助されることとなった人の理由の中にペットを置いていけなかったという事例が増えてきているそうです。
 そのため、最近では原則としてペットと一緒に避難所へ避難せよという方向になっていて、環境省が「人とペットの災害対策ガイドライン」を出し、各方面に向けて飼い主・ペット一緒の避難について呼びかけを行っています。
 ただ、避難所の受け入れ体制が必ずしも整っているわけではなく、ガイドラインでも同行避難と同伴避難というややこしい書き方がされているため、避難所でトラブルが起きる元となっています。
 今回はこのペットの同行避難と同伴避難の違いについて考えてみます。

1.同行避難

 同行避難とは、災害時に避難する飼い主とペットが一緒に避難することです。
 ただ、避難した後の取り扱いが異なり、飼い主とペットが一緒に過ごせる場合、ペットが別の空間に分けられる場合があります。
 収容能力が低い避難所では、避難してきたペットは野ざらしか特定の屋外のスペースにいろいろな動物が一緒くたにされてしまうこともあり、ペットのえさや排泄処理などは自己責任の範疇です。
 ケージなどの狭い空間に押し込められることになるので環境も悪く、せっかく避難したけれど見るに見かねて元の家に戻ってしまうような飼い主・ペットもいます。

2.同伴避難

 同伴避難は、災害時に避難する飼い主とペットが一緒に避難し、避難所で一緒に生活することができる状態です。
 飼い主とペットにとっては一番の理想型ですが、家庭毎に部屋が割り当てられることは殆ど無く、動物の種類毎に部屋が割り当てられる状態なので、しつけがきちんとできていないと他の人のペットとの諍いが発生したりします。

 実際のところ、同行避難と同伴避難の境界はかなり曖昧なので、避難してみたら同行避難が同伴避難になったり、その逆も起きたりします。
 もともと人の避難所の数が足りていないという現実があり、一緒に避難してもペットが苦手な人やアレルギーを持っている人、糞尿や鳴き声の問題などいろいろと解決しなければいけない問題が多いですから、あらかじめペットの扱いについてきちんと避難所で取り決めておかないと発災後すぐに大きな問題となってきます。
 ちなみに、聞いた話ですがペット対策を考えているある地域ではペットお断りの避難所とペットと一緒の避難所に、避難所を物理的に分けて運用しているところがあるそうです。そういうのも一つの解決方法かもしれません。
 ともあれ、同行避難にしても同伴避難にしてもペットに対しては飼い主が全ての責任を負うことになります。ケージの準備、えさや水、糞尿の始末、しつけ、予防接種などの前提条件がありますから、問題がないように飼い主の責任はきちんと果たしておかないと自分が困ることになります。
 また、ペットを連れての避難は、自分の非常用持ち出し袋だけでなく、ペット用の非常用持ち出し袋も持って行かなければなりません。
 そう考えると、ペットと一緒に避難をしたいと考えている人は普通の人よりも早めに避難行動を開始した方がよいかもしれません。
 また、ペットと一緒に避難する人は普段から地域の防災情報をしっかりと知り、地域防災計画にもペットの問題を提起してしっかりと関与しておく方が安心です。
 まだまだ始まったばかりのペットと一緒の避難行動。犬や猫だけでなく、さまざまな動物がペットとして飼われています。
 それらへの対策をどのようにしていくのか。普段から地域でしっかりと話をしておきたいですね。

非常用持ち出し袋あれこれ

 地震や大雨、津波などで避難しなければいけないとき、自分の命を繋いでくれるのが非常用持ち出し袋です。
 仕事や学校等で家にいないことも多いかもしれませんが、できれば普段自分が居るところには何らかの形で置いておくといいと思います。
 持って歩けるのであればそれが一番いいのですが、普段使いするにはなかなかかさばるものですのでそのあたりはあなたの都合に合わせて準備しておけばいいと思います。
 ところで、この非常用持ち出し袋への詰め方について考えたことがありますか?
 普段から山歩きやハイキングなどでリュックサックを使っている人には割と常識なのですが、底には軽いもの、上には重たいものを入れます。
 重心が体に近く上にある方が重さを感じにくいので、できれば背中側が重たくなるようにしておくと非常に背負いやすいと思います。
 中に非常用持ち出し品を収めるときには、濡れては困るもの、特に下着や着替え、タオルなどはビニール袋に入れておきます。完全防水のリュックサックならともかく、普通のリュックサックでは防水仕様でも長時間水にさらされるとファスナーから水が少しずつ染みこんできますので、安心せずにしっかりとした対策をしておくことです。
 ビニール袋は、できればかさかさと音のしないものを選んでください。避難所でのかさかさ音は、気にする人にはものすごく気になる音のようで、このかさかさ音がトラブルになることもあります。
 非常用持ち出し品についてはいろいろなところでいろいろなものが書かれていますので、あなたの都合と袋の容量を考えながら用意していただければと思います。
 もしも準備するときに悩んだら、優先順位は排泄、給水、体の乾燥の順番で準備をしてください。食事は、無理に非常食では無く、自分が楽しんで食べられるものを準備しておいた方がいいです。
 その上で余裕があればカセットコンロや石けん、無水シャンプーなどの衛生用品、バケツ、ラジオなどを入れていくといいでしょう。
 普段の生活を考えて、なるべく質を落とさなくて済むようなアイテムを揃えておくといいでしょう。
 最後に、非常用持ち出し袋には非常時に使うものを詰めておくわけですが、アイテム類の使い方をしっかりと覚えておいてください。
 どんな便利なアイテムであっても、使えなければないのと一緒です。
 アイテムは使いこなしてこそその存在が重要視されるということを忘れないようにしてください。

停電と発電機

 災害が起きると、かなりの確率で停電が起きます。そして広域停電が起きるとなかなか回復しないという現実があり、自家発電機を備え付ける人が増えているようです。
 また、キャンピングカーを持っていたり野外で電力を使うことが多い人は自家発電機を持っていることが多いですから、災害時にはそれらが活躍することになります。
 ただ、自家発電機が稼働すると必ず起きるのが酸欠による死亡事故です。
 カセットガスでも灯油やガソリンでも、内燃機関による発電は燃料と酸素を燃やし、一酸化炭素や二酸化炭素を出して発電をしています。
 消費する酸素量はかなり多いですから、昔のように風通しのいいおうちならともかく、最近の高密度断熱住宅だと建物外から酸素が入ってくる量よりも屋内で消費される酸素の方が圧倒的に多くなります。
 その結果、中にいる人が酸欠になって死んでしまうことになります。
 発電機の説明書を読むと、「必ず屋外に置いて使うこと」と書かれています。音や振動などで近所迷惑になるからということで屋内に置くのでしょうが、そんなことを気にする環境では、そもそも発電機を使うべきではありません。
 発電機は必ず屋外に置くこと。そしてそこから電源コードを屋内に引き込み、家電製品を使うこと。使う家電は必要最低限にしておき、できるだけ発電機に負荷をかけないことも大切です。
 発電機はあると非常に便利で役に立つものです。その効果を最大限に発揮するためにも、おうちで発電機を使うときには必ず屋外で使用し、音や振動は屋外で対策をするようにしてください。