【終了しました】第2回「はじめての防災キャンプ」を開催します

 2022年11月5日から6日に、島根県益田市の北仙道公民館で「初めての防災キャンプ」を開催します。
 これは実際に体育館で宿泊をして、避難生活で起きそうなさまざまな出来事を体験したり、防災活動を学んだり、近くを散策して自然観察をしたりするもので、8月に開催した第1回は参加者に好評をいただきました。
 新型コロナウイルス感染症の蔓延で参加できなかった方や参加した方から「次回はいつやるの?」というお問い合わせをいろいろといただきましたので、冬に向けて第2回を開催することとしました。
 対象は小学生、中学生で、地域は限定しません。
 先着15名となっておりますので、興味のある方のご参加をお待ちしております。
 また、当日のお手伝いをしてくださるボランティアも募集しています。
 短時間でも手伝ってくださる方がおられれば、事務局までご連絡いただければと思います。

虻とブユ

 水遊びの楽しい季節ですが、水辺には大体の場合刺す虫が待っているので気を付けておいてください。
 特に上流部ではそれが顕著で、虻とブユはほぼ確実に出てくると思われますので、できるだけ肌を露出させないようにしたほうが無難です。
 虻もブユも血を吸うという点ではその辺の蚊と変わりませんが、これらが刺すとかゆい上にものすごく腫れます。
 そして腫れたら何をしてもなかなか治りません。
 薬もあまり効かないので、非常にやっかいな状態が続きます。
 彼らは肌の露出部を狙ってきますので、できるだけ肌を露出させない格好をしておいてください。
 実は先日の水難事故防止講習会&水遊びでも、当研究所のスタッフが1名、虻とブユの両方にやられてしまいました。
 写真を出せないような場所がやられてしまっているのですが、強力なステロイド系の塗り薬を使っても腫れは引かず、かゆみも収まらずないことから、なかなかてこずっているようです。
 虫よけはしっかりと吹いていたのですが、水遊びしたら流れてしまったようで、虫よけの効果にも限界があるようですから、肌の露出はなるべく避けることくらいしか手が思いつきません。
 特に川の上流部での水遊びではいかにして地肌を隠すかを意識するようにしてくださいね。

【活動報告】水難事故防止講習会&水遊びを開催しました

 去る8月7日、高津川支流の匹見川上流部で、今年度の「水難事故防止講習会&水遊び」を開催しました。
 今年度は大規模周知をかける直前で新型コロナウイルス感染症の流行が始まってしまったため、主に事前周知できた当研究所研究員達の参加となってしまいましたが、水への浮き方や救助の待ち方の確認をし、川の危険な場所について目視や実際にその場所に行って水の深さや川の流れを確認していました。

流されたら「浮いて待つ」ことが大事。

 ただ、講習に入る前に投棄された釣り針を研究員が発見して確保。こういった投棄された釣り針も危険だねという話もすることができました。

釣り針の不法投棄は危険な事故につながる。

 そのあとは恒例の水遊び。川にいるゴリを網で取ったり川流れ、沢登り、淵への飛び込みなどを思い切り楽しみ、暑い中ではありましたが、楽しい時間を過ごすことができました。

沢の中を歩いたり、流されたり。全身の感覚を研ぎ澄ませて登っていく。

 途中昼食休憩のときにゴリの入った虫かごを置いておいたら、盗まれるといったハプニングもあり、今回は事故防止だけでなく防犯対策についても考えることのできる会となりました。

毎年恒例の豚汁は今年も大好評。スイカの差し入れもいただき、川の水で冷やしたスイカも堪能しました。

 日程の都合上、本年度はこれで終了となりましたが、また来年、今度は一般の親子ふれあいも兼ねてにぎやかにできたらいいなと思っています。
 今回参加してくれた研究員と子供たちに感謝すると同時に、水の事故が少しでも減るといいなと思っています。

刺す虫への対処法

 夏場には涼しい水が恋しくなるものです。
 近くに渓流などがある場合には、なんとなく涼みに出かけたりすることもあるのではないでしょうか。
 そんなときに出くわす大敵が、ヤブ蚊とアブとブヨといった吸血性昆虫です。
 この手の吸血する虫は産卵のために効率よくエネルギーを摂取するという理由で血を好んで吸います。
 ヤブ蚊は刺された後で猛烈にかゆくなりますし、アブやブヨは刺されるというよりも皮膚をかみ切って吸血するため、刺されるとものすごく痛く、やられた後の傷跡の出血も止まりにくい感じです。
 マダニにやられると、血を吸われた上にさまざまな病気をうつされてしまう危険性だってありますから、刺されないに超したことはありません。
 これらの吸血性昆虫にやられにくくなる方法は、筆者の実体験上は次の2つです。

1.服装

 なるべく明るい服装を選んで着ることです。
 野生動物は濃い色の生き物が多いせいか、同じ状況なら明るい色よりも暗い色に対して寄ってくるようです。
 ハチも同じような傾向がありますので、自然の中で遊ぶときには白などの明るい服装を着るのがいいと思います。
 また、可能なら長袖長ズボンでできる限り露出部を減らすことも重要です。
 最近では虫除けネット付きの帽子もホームセンターなどで売られていますので、そういったものを使うとより安心です。
 ただ、安いものは目が粗いので、ブヨだと抜けて入ってくる可能性もあります。

2.虫除けスプレー

 虫除けスプレーには大きく分けると配合成分がディート、イカリジン、そしてユーカリ油などの天然ハーブのものにわかれます。
 ディートは古くから使われている忌避剤で、ヤブ蚊やアブ、ブヨだけでなくマダニやサシバエ、ヒルなどにも効果があります。
 濃度が高いほど効果も持続時間も高いので、刺す虫対策という視点で見ると、選ぶ虫除けスプレーはディート一択です。
 ただ、ディートには神経毒性の疑いがあるとされていて、厚生労働省の通達では30%のものは12歳以下には使用してはならないとされています。

ディートを12歳以下の子に使う場合、10%くらいのものが無難。

 また、子どもへの使用にはさまざまな制限がありますので、子どもに使うのであればイカリジンの配合されているものにしてください。
 小児用虫除けと言われるものは、このイカリジンが主成分になっています。
 イカリジンは神経毒性については問題ないのですが、ディートほどさまざまな虫に効くというわけではなく、ヤブ蚊やアブ、ブヨには効きますがマダニなどには効果がありません。
 最後に、天然ハーブは天然成分ですのでディートやイカリジンほどの効果は期待できませんが、市販薬が苦手な方はそういったものを使うのもありだと思います。
 ちなみに、市販薬で2022年7月現在だと、ディートは30%、イカリジンは15%が上限のようです。効果と濃度は比例しているので、ご自身のスタイルに応じて使うようにしてください。
 それから、虫除けスプレーを噴くときには、肌の露出部にまだらにならないようにしっかりと吹き付けてください。うまく塗布できると、最初は虫が全く寄ってきませんし、時間が経過して肌に止まるようになっても、薬効成分で虫が逃げていきます。
 服の上からでもある程度の効果はあるのかなと感じていますので、均等にしっかりと噴いておくといいでしょう。

おまけ・よくあるその他のアイテム

1.蚊取り線香、蚊取りマット

 開放されている屋外ではあまり効果は期待できません。
 蚊取り線香は、燃焼によって蚊取り線香に含まれているピレスロイド系の薬が気化・拡散することによって効果を発揮し、効果範囲は2~3mと言われています。
 忌避剤として効く虫もいますが、天然ハーブの虫除けスプレーよりも効果は薄いと考えてください。
 あまり動かない場合や、肌に問題があって虫除けスプレーを使えない方はこちらを選ぶのもありだと思います。

2.虫除けパッチ、虫除けリング

 貼ったり付けていたりする場所はそれなりに有効ですが、それ以外の場所はほとんど役に立ちません。
 効果時間もあまり長くないので、お勧めはしません。

 吸血する虫にはできる限り近寄ってほしくないものです。
 特に水場には吸血性昆虫がたくさんいますので、涼みに行くときに血を吸われたくない人は、しっかりと装備を調えてお出かけしてくださいね。

ちょっとだけやってみる

やったことがなければ、アウトドア団体などが主催する日帰りキャンプなどに参加してみるのもいい。

 防災関係では、さまざまな経験値が命に直結しますが、体験をしようと思うと、なかなかに難しいものです。
 慌てていっぺんにあれこれやろうとしてもうまくいかないことが多いですし、わからないことや失敗ばかりが続くと、やっていて嫌になるものです。
 災害対策は慌ててやってもいっぺんにあれこれできるようになるわけではありません。あくまでも日常生活の延長線上でちょっとだけ不便な条件を設定し、実際に体験してみることが大切です。
 例えば、家族でお出かけするときにいつもは車で出かけるところを歩いてみるとか、お昼ごはんを外で作ってみるとか、ほんのちょっとだけ非日常を加えて、経験を重ねていけばいいのです。
 ちょっとしたことでも、成功体験は次に繋がります。難しいことは必要なく、できることをできるようにやってみればいいのです。
 この「ちょっとした」はやるだけ無駄という人もいます。きちんとした訓練でないと意味が無いという人もいます。
 ただ、普段ならしないことを体験することで、やったことがなくてもできるという成功体験があれば、何も無いと絶望しなくてもすみます。
 まずは体験してみること。自分の災害対策はそこから始まります。

【やってみた】海水から塩を作ってみた

 先日海辺で外あそびごはんの会を開催しましたが、そのときの大きなテーマの一つが「海水から塩を作る」というものでした。
 人の生活に欠かせない塩を作るのにはさまざまな方法がありますが、どれもかなり大規模で簡単に塩が作れるような感じがしません。
 でも、海水自体は「塩が溶けている水」なわけですから、火に掛けて水を蒸発させてやれば塩は作れるはず。
 というわけで、当日参加してくれた子ども達と一緒に塩を作ってみる事にしました。

ひしゃくで上澄みを掬うと砂が入りにくい

 まず最初に、生活排水の入りにくい海岸で海水を汲んできます。

鉄鍋一杯の海水で塩を作ってみます

 それを、鉄鍋に入れて、その鉄鍋を火に掛けます。

天気がよかったので、火のそばはとても暑かったです。人肌に塩ができるくらいでした。

 ひたすら火に掛けていると、1時間半を過ぎた頃、一気に沸騰しました。

飽和状態を超えると、一気に水分の蒸発が始まるようです。

 それが治まると、鍋の底には白っぽいものが残りました。

水分が全部飛んだ状態。きのこみたいにも見える。

 削ってみると、塩っぽいです。

箸でつつくとホロホロと崩れて粒子になりました。塩です。

 食べてみたら、塩辛いのですが、後味すっきりのおいしい塩ができました。
 当日はお昼ごはんに火を焚いていたかまどの中でズッキーニを焼いていたので、それにつけてみたり、農家さんからいただいた野菜と切り干し大根で作った野菜スープに加えて味の変化を楽しんだりしていました。
 しまいには、塩だけなめている子も出てきて、今回は大成功だったかなと思います。
 ただ、小さな袋1つの塩を作るのに1時間半以上煮詰めていくのは、根気と燃料がかなり必要です。
 塩田式や流下式など、ちょっと手間はかかりますが、燃料代がかからない作り方が普及した理由がよくわかりました。
 思ったよりも簡単にできますので、今年の海あそびで試してみるのも面白いかもしれませんよ。
 ちなみに、もしやってみるのであれば、鍋はアルミ製以外のものを使うようにしてください。アルミだと、塩を作る過程で鍋がかなり傷んでしまいますので。

【活動報告】外あそびごはんの会を開催しました。

天気の良い海辺はテンションが上がります。

5月29日、益田市喜阿弥町のデルマーレキアーミで外あそびごはんの会inデルマーレキアーミを開催しました。
今回のテーマは塩づくり。実際に海水を汲んで煮て最終的に本当に塩ができるのかどうかを試しました。

 そして、かなりたくさんいただくことのできた農家さん差し入れのお野菜を使った具だくさんスープとポリ袋を使ったもみもみ料理、あとはアルファ米と水戻ししたカップ焼きそばを昼食として食べました。
午後は日差しが強かったのでのんびりと過ごし、喜阿弥海岸で少しだけビーチコーミングし、缶切りを使ってフルーツ缶を空けておやつでみんなで食べました。
日差しは強かったですが海が穏やかで、参加者も少なかったのでゆったりまったりと開催する事ができました。
今回会場を貸して下さったデルマーレキアーミ様は普段は貸別荘やイベントをされている施設です。
街からは少し離れていますが、海のそば、風光明媚な場所にありますので、益田での宿泊や合宿、ちょっとしたイベントなどに利用してみてはいかがでしょうか。
参加してくれた子ども達、お野菜を差し入れて下さった農家の皆様、いつも助けてくれるスタッフやお手伝いの皆様にこころからお礼申し上げます。

【終了しました】【お知らせ】外あそびごはんの会を開催します。

 今年の2月、3月に開催して好評をいただいた外遊びごはんの会を、益田市喜阿弥町のデルマーレキアーミ様のご厚意で会場をお借りすることができ、開催することができることになりました。
 今回は海編ということで、うまくいくかはわかりませんが海水からの塩づくりや海辺で落ちている貝やいろいろなものを拾ってみるビーチコーミングなどをやってみたいと思っています。
 もし雨天の場合には、デルマーレキアーミ様の施設をお借りして、参加者みんなで生活できる避難所を作ってみたいと思っています。
 参加費は500円で募集は先着順ですが、以前の外あそびご飯の会開催時に新型コロナウイルス感染症の関係で急きょ参加できなくなった方を優先させていただきますので、それについてはご了承下さい。
 なお、当日は保護者カフェを同時開催します。こちらの飲み物はデルマーレキアーミ様のご厚意で無料で提供いたします。
 見知らぬ相手だからこそ本音で話せることもあります。お子様を送迎してきて一息ついていきませんか。
 応募や詳細の確認につきましては、添付のチラシをご覧下さい。ご参加をお待ちしております。

【活動報告】第3回外遊びごはんの会を開催しました

 去る2022年3月13日、島根県立万葉公園で第3回目の外遊びごはんの会を開催しました。
 今回も直前になってとある事情からキャンセルが出ましたが、それでも総勢19名の子ども達と一緒に遊んだりご飯を作ったりして楽しみました。
 新型コロナウイルス感染症対策として、今回は当研究所のネイチャーゲーム指導員から接触せずに一緒に遊べるネイチャーゲームをしてもらい、それからお馴染みのビニール袋炊飯をして、秘密基地づくりと豚汁づくりを行いました。

 秘密基地づくりは、過去に参加した子ども達がさまざまな情報ややり方をお互いに交換して、過去3回でもっとも丈夫でかっこいいテントが完成し、他のサイトのキャンパーの方が「あれもいいね」とお褒めの言葉をもらう完成度となりました。

 また、今回の豚汁は、同じ豚汁だった第1回目とは趣向を変えて、被災地に出かけて炊き出ししたらというテーマで各種材料を準備し、調理好きな子ども達と一緒に調理をしました。
ご飯のときには沈黙で食べていましたが、途中で缶詰を登場させると、おうちで見たことがない子もいたらしく、開け方や食べ方について知っている子ども達が教えたりもしていました。
今回は前二回とは異なるサイトを使わせてもらったのですが、どの子も初めてのフィールドということで、スタッフを連れてあちこちに探検に出かけ、あっという間に終了の時間となりました。


最初は硬い表情の子も多かったのですが、帰るときにはお互いに楽しそうに挨拶を交わし、初めてとは思えないくらい仲良くなってくれていました。
第3回までは、島根県NPO活動推進室様の補助金を採択していただいたおかげでこれだけのイベントができました。採択いただきましたことに心から感謝します。
最後に、今回参加してくれた子ども達、保護者の皆様、会場を貸していただいた万葉公園様、当研究所のスタッフとお手伝いの皆様、そして悩んだけれど事情を汲んで参加を辞退した子ども達と保護者の皆様、陰日向に今回のイベントを後押しして下さった皆様に、こころからの感謝をします。
本当にありがとうございました。

【活動報告】第2回外遊びごはんの会を開催しました

 コロナ禍で知らない子ども達との遊び方や身体を動かした外遊びの楽しみ方、ご飯づくりや人との一緒に食べるご飯の楽しさを思い出してもらおうと企画したこのイベントも第2回目になりました。
 前日に生じたとある事情から参加できなくなった子ども達のキャンセルが相次ぎましたが、総勢12名で無事に開催にこぎ着けることができました。
 当日は、ご挨拶の後でビニール袋を使ったご飯を炊き、それからブルーシートと木がらを使った秘密基地づくりとレトルト野菜とサバ缶で作ったサバカレーに別れて活動を行いました。


 子ども達は合間を見て野球のようなものをしたり、おにごっこをしたり、出来上がった秘密基地で寝転がったりと思い思いに時間を過ごしてくれていました。
 カレーに添えるサラダとして、お菓子のじゃがりこを使ったサラダを各自で作ってお昼ご飯に食べましたが、意外においしかったという感想をたくさんいただきました。


 昼からも野球のようなものや鬼ごっこなどをして過ごし、中には木がらと紐、それに養生テープを組み合わせて弓矢を作る人まで現れて、ちょっとしたアイデアでいろいろなことができるんだと感心しました。
 少し肌寒い中ではありましたが、今回も無事に終了することができました。
 参加できなくなった子ども達、事情で参加できなくなった子ども達、保護者の皆様、スタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。
 次回は3月13日、今回の外遊びごはんの会の最後になりますが、怪我がなく無事に終わることができることを願っています。