活動報告
2024年12月4日に益田市立高津小学校で行われた避難訓練の訓練評価のご依頼をいただき、当日状況を見させていただきました。
当日は雨が降りそうな天気の中、400人近い全校生徒及び教職員が地震発生に始まり津波発生に伴う高台避難までの訓練をしました。
学校に限らず、避難訓練を実施するときには、いつの間にか訓練のための訓練になっている場合が多いです。そうならないためには、その訓練を第三者的な立場から見て、あとでどうだったかの話をすることができる人を配置しておくことが大切です。利用者や利用者の家族、職員といった人が、一歩離れたところから訓練の様子を見ることで、何がよかったのか、どんな問題が起きたのかを冷静に見ることができます。
そういう人が配置できない場合や専門的な評価が必要な場合には、当研究所のような防災団体をご利用いただくのも一つの方法だと思っています。
ともあれ、どんなに完ぺきに思っていても、いざやってみるとさまざまな問題が発生するものです。
訓練時に出た問題をそのままにせず、変更や修正をして次回にそれを試してみることで、いざというときに確実に命を守る避難をすることができるのではないかと思っています。
今回ご依頼をいただきました益田市立高津小学校の皆様が当研究所の評価書を元に、より安全に避難ができるようになることを願っています。