判断をするのは誰?

 そろそろ梅雨入りしそうですが、あなたは大雨に備えた準備はできていますか。
 あなたがいる場所の危険性の有無や避難先と避難経路の確認、非常用持ち出し袋の設定、避難先での情報確認や待機の仕方など、準備にもいろいろとあるのですが、もし避難が必要な場所にお住まいなら、一つだけ決めておいて欲しいことがあります。
 それは、「避難開始の判断は自分でする」ということです。
 行政が避難情報を出そうが出すまいが、自分の命は自分で守らなければなりません。
 そのためには、事前に何がどうなったら自分は避難を開始する、ということを決めておきましょう。
 例えば、線上降水帯が頭上で発生したら、とか、家の前の水路から水が噴くようになったらとか、自分にとって危険を感じたときを避難開始の判断にしておくのです。
 そうすることで、もしもその状況になったら何も考えずに避難を開始することができます。
 避難をするかどうか迷っている間にも、時間はどんどん経過していって、避難しようと思った時には避難できない状況になっていることもよくあります。
 避難の判断はあくまでも自分がすること。そして、その条件を満たしたなら、悩まずにすぐに避難行動に移ること。
 あなたの命を守るのはあなたしかいません。
 そのために、さまざまな備えをしていってほしいと思います。